居酒屋甲子園のパチンコ店版、ぱちんこ情熱リーグ。はっきり言って不要。

パチンコ店での仕事の意欲や情熱を述べるパフォーマンスの大会www

ノンフィクション

みなさんは、ぱちんこ情熱リーグというイベントを知っているでしょうか?
簡単に言えば…全国の「我こそは!」と名乗りをあげたパチンコ店が全国から(有料にて)応募し、予選を通過した店舗は本大会の会場のステージ上で仕事のやりがいや仕事から得たもの、夢などを涙ながらに熱く強くスピーチしたり、絶叫したり、アピールしたりする大会です。

居酒屋甲子園という大会のパチンコ店版ですね。

大会の目的は、パチンコ業界の盛り上げだったり、イメージアップだったりする訳です。
参加店舗としてのメリットは、大会に向けての従業員の一致団結や、店の知名度アップなどがあります。
頑張るパチンコ店のための大会、それがぱちんこ情熱リーグです。

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まずは、ぱちんこ情熱リーグの説明をしてみましたが、どう感じたでしょうか?
素敵なイベントだと思う人もいるでしょう。
そう!みんなで大会での優勝を目指して、一致団結する労働者の姿はとても心温まる!!
本当にそうか?

まずはぱちんこ情熱リーグの本大会の動画をご覧いただきたい。

僕は複数の企業で社員をやっていた元パチンコ店員だから、猛烈に批判&はっきり言わせてもらいます。
この大会は必要か?

僕はこの大会を一言で表現するなら、こう表現します。
「パチンコ店とパチンコ店員とパチンコ業界関係者による、自己満足と自己陶酔をするためだけの茶番劇。」

実際に僕が勤めていた店舗もこの大会に参加しました。
しかし僕は、リーダーという立場でありながら予選期間中に退職しました。
サービス残業が当たり前で嫌気がさしていた中、「こんな感じの大会にエントリーしたよ」と動画をみせられ、吐きそうになった僕が辞めない訳がないのですwww

そもそも、「負ける台を客に打ってもらって利益を上げる」
これ以外にパチンコ屋の仕事を語る必要なんてありません。

客に金をちらつかせ、そして客の不運と無知によって成立しているビジネスなのだから、どんな場所で「お客様の笑顔のために!!」などとぬかしたところで偽善丸出し。逆にイメージダウンになってしまいます。
世の中の人は当然そう考えます。

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客から感謝されたいなら、客に勝たせてやればいい。
ひどい調整の台を客に提供してしまっているのに、親切な接客だの情熱だの違う価値を客に提供したところで「お客様のために」なるはずもないのです。
パチンコ店の接客の本質は、店員の好印象をうえつけておいて、いつか再度来店してもらって、再度とんでもない調整の台を打ってもらって負けてもらうため。
そしてパチンコ店における接客とは、負けた客をさらにイラつかせないようにするための予防なのです。

これらの根底的な部分を棚に上げて、「接客=お客様の満足のために!」「接客が楽しい」とはどういう思考なのでしょうか。

出場するパチンコ店員は、パチンコ店における営業や接客の本質から逃げて、それらを隠しています。
本音を隠し、格好のいい建前をいかにアピールするか、そんなことを考えて大会を迎えています。
これは、自分自身のパチンコ店員としての経験則から断言できてしまうのです。

そもそも、ぱちんこ情熱リーグにて競い合う内容が、集客や販促物の仕上がり度などでなく、
単なるスピーチのパフォーマンス勝負って、どういうつもりなのでしょうか?

別に、パチンコ店の仕事といえども、楽しくない訳ではないのです。
だから、意欲や情熱を抱くこと自体には誰も文句は言えません。

しかし、想いは胸に秘めておくくらいで丁度いいと思います。
想いの色が「赤」である必要はなく、「青」で十分です。
クールに働けばいいじゃん。
給料が良いからパチンコ店員になったわけだし。
「今の給料を50%ダウンするから」と会社に言われれば、全員辞めるんでしょ?

参加店舗も開催元も批判できてしまう根拠

わざわざ大勢の前で大げさなパフォーマンスをするから参加したパチンコ店は批判される。
そして、あからさまな茶番劇を開催するから開催元は批判されるのです。

パチンコ店や業界のニュースに詳しい人なら、「べラジオ」という大阪を中心に展開するパチンコ企業にて某店長が2017年1月にやらかした一連の内容をご存知でしょう。

この騒動で大阪から一気に全国へと悪名を知らしめたべラジオなんてもはや、ぱちんこ情熱リーグとは無縁の存在…と思いきや…。

ぱちんこ情熱リーグ

2017年の本大会に出場のべラジオwwwしかも2店舗www辞退すればいいのに!!
開催元も、べラジオを出場取り消しにすればいいのに!!
べラジオが出場しても企業や業界のイメージアップにならないのが事実なのですから。

パチンコ店もぱちんこ情熱リーグも、これだから茶番なのです。

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