パチンコ店員のリモコン操作。何をやっているのか、その目的は?

パチンコ店員がリモコンでピコピコ、怪しいよね☆

パチンコ店は怪しい

パチンコ店のお客さんなら誰もが気になる「実際のところどうなの?」について、5店舗で働いた経験を活かして解説していきます。
今回のテーマはパチンコ店員のリモコンについてです。
台の当たりの操作しているんじゃないか」と考えている人も多いため、説明していきます。

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店員が台に向かってピコピコ操作しているリモコン。確かに怪しいですよね。

では、リモコンによって当たりなどを操作しているかと言うと、答えは「NO」です。
当たりの操作というのは、法によって禁止、つまりバレれば店長クラスはつかまり、パチンコ店は営業停止になります。
そんな重大な行為を、たかがホールスタッフに任せるわけがないのです。

仮に店員がリモコンでピコピコやった後に大当たりしたり、連チャンがストップしたりしても完全なる偶然であることが分かるでしょう。

リモコン操作は、そもそも台に向かってではなく、データ表示機や台の横のサンドに向かって信号を飛ばしています。

大前提として、データ表示機は単純にデータを表示する機械で、サンドはお金を読み込むための機械です。
したがって、これらに向かってピコピコやることで遊技台の挙動に変化が表れる理由がありません。

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ではここから、店員がリモコン操作をする主な場面と目的について説明します。

稼働していない時間の確認

店員がリモコン操作をしている理由で一番多いのは、遊技台の稼働していない時間のチェックです。リモコン操作によって、台の上部のデータ表示機に非稼働の時間が表示されます。
タバコが置いてあるけど、ずいぶん席を離れているな、よし非稼働の時間をチェックしてみよう…こういうことです。
稼働していない時間を確認した後は、台の呼び出し→置き物回収→開放です。

非稼働時間のチェックは、空き台に座って隣の知人の遊技を観戦している人に対しても有効です。
非稼働時間を見れば、さっきまで打っていたのか・打っていないのか判別ができます。
打つつもりもなさそうなら、どいてもらって真の空き台にすることができます。

休憩のタイマー機能

お客さんが食事などで長時間休憩するときも、リモコン操作によりデータ表示機は「食事中 残り○○分」などと表示されます。

セキュリティーのロック・解除

お店によっては防犯の理由で、各遊技台にセキュリティーアイテムをつけています。一例として、僕が働いた2つのお店では「ワイヤーロック」と呼ぶものをつけていました。
イメージとしては、家の玄関ドアのチェーンです。
店員が台を開けるときは鍵が必要なのはもちろんですが、セキュリティーをつけている場合、セキュリティーのロックの解除をする必要があります。
ロック解除中は、データ表示機が激しく点灯・点滅するお店もあるので、何か操作されたと勘違いする人も多いでしょう。
なお、店員が台を開けているときにデータ表示機が激しく光るお店もありますが、同じく目的は防犯のためです。別の店員でも、遠くから見れば「あの台、開いてる!!」と判断できます。

持ち玉の判別

お客さんの持ち玉がきちんと遊技によって得られた玉であることを示すために、大当たりすると店員が遊技台に近づいてきて、リモコン操作をするお店もあります。
このリモコン操作によりデータ表示機の発光が変わるので、操作した店員以外の店員も「このお客さんの持ち玉は、店外から持ち込まれたものではないんだな」などと判断ができます。

リモコン操作のタイミングが主に大当たりした瞬間や、大当たりが終わって通常に戻った瞬間なので、「出ないようにしたんだな」などと、一番お客さんが怪しむ場面です。

サンドのストック調整

遊技台の横のサンドに向かってリモコン操作をするお店もあります。
これは、サンドの中に入っている残高0円のカードやコインなどの量を調整していることがほとんどです。
サンド内にストックできるカードやコインの枚数は上限があり、上限まで達するとお客さんはそのサンドにお札を入れることができなくなるなど、お客さんの遊技の妨害になってしまうため、程よいストック数にするためにカードやコインを入れたり抜いたり調整しています。

以上、パチンコ店員の主なリモコン操作について説明しました。

「リモコンで当たりを操作しているんじゃないか」などといった誤解は解けましたか?
よく考えてみれば分かることなのですが、そんなに堂々と当たりの操作をするわけがないし、当たりの操作をするにしてもホールの店員(アルバイトや平社員)にそんな重要な仕事を任せるわけがないのです。

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