パチンコ店の役職者(班長・主任・店長など)の仕事内容

パチンコ店の役職者の仕事内容

パチ社員のこと教えます

ここでは、パチンコ店の役職者が担当する傾向にある仕事内容の一部を簡単に説明します。
正社員の仕事にも慣れ、もし、とあるお店の偉い役職順が、店長>主任>班長>平社員という順番だとすると、目安としては1年~3年で1ランク昇進し、この例ですと平社員から班長という役職者に昇進します。
晴れて役職者に出世すると、正社員の仕事内容以上に、より責任感の問われる仕事を担当するようになります。

役職者としての昇進に必要な年数の目安としては、店長>主任>班長>平社員という4段階だとすると、1年~3年で班長、3年~5年で主任、5年~10年で店長といった感じです。

昇進の基準が低いパチンコ店もあれば昇進の基準が高いパチンコ店もあります。
実力が十分でもポジションが空かなくて長いこと昇進できない場合もあります。
また、「店長」になったとしても、導入台の選定権限がないなどの「名ばかり店長」の場合もあります。
パチンコ店はお店によって本当に仕事のレベルが違うのです。
なので、どの仕事はどの役職が担当、などと明確にすることはできません。

とは言え、ホールコンに触らない役職者など存在しないので、ホールコンのデータ用語はどのお店でも理解が必要です。

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まず始めに、役職者になるとアルバイトでもできる仕事内容はやらなくなる・少なくなると思ってください。
その反面、役職者特有の業務は難易度や責任感が高いわけです。

ここでは、店長職の仕事も主任職の仕事も班長職の仕事も、全てひっくるめて役職者の仕事内容とさせていただきます。


釘調整・設定変更

釘調整は本来はNG行為ですが、まぁ、どこもやっています。

要らない台で釘調整の練習から始め、覚えたら実際に設置してある台の釘調整をするようになります。
とは言え、上司に指示された通りに仕上げるだけなので、何でもかんでも自由に釘をたたける訳ではありません。
設定変更も同様で、指示された通りの設定値にするだけなので、自由に設定を決められる訳ではありません。

設定変更に必要な設定キーはお店によって20~30種類程度あり、該当メーカーや該当台を覚えるのは大変ですが、1週間も担当すればマスターできます。
その反面、釘調整は数種類の道具しか使いませんが、まともにできるようになるまで1ヶ月はかかると思われます。

ホームページの更新

パチンコ経営企業なら企業としてのホームページを持っていて、そのホームページ管理は本社の仕事ですが、それとは別に、各パチンコ店はp-worldという全国パチンコ店情報サイトに登録している場合が多いです。
p-worldサイトの更新は各お店の役職者の仕事の場合があります。

新台入替をすれば、入替告知の画像をアップしたり、店内の機種ラインナップを更新したり…といった仕事内容です。

店内の掲示物の作成

遊技台と遊技台の間に貼ってあるような告知物をはじめ、遊技台の横などにラミネートをかけて置いてある遊技ガイドの作成、お店によっては大きな告知ポスターのデザインから印刷までする場合もあります。

施錠・開錠

金庫にはたくさんのお金が入っていますし、その他ありとあらゆる防犯のために金庫や自動ドア、従業員用入口など、退社のときにはすべての施錠・セキュリティーシステムの始動などが必須になります。
また、もちろん出社は部下より早く、従業用入口を開錠して部下が入ってこれるようにします。

スタッフのシフト作成

この日は忙しいだろうから早番の人数を増やそう、この日は暇だから遅番の人数を減らそう、などを考えつつ、アルバイトの休み希望も通してあげたりしながらシフトを作成します。
人件費に関わる仕事です。お客さんの数が少ないのにスタッフが多すぎたりしないように注意が必要です。

アルバイトの採用面接

アルバイト求人に応募してきた人の面接官になります。
お店に合わない人材を採用したら大変です。人を見る目が必要です。

社員の採用面接はほとんどの企業が本社が担当すると思いますが、各店舗で担当する企業もあります。

不正対策

ゴト師と呼ばれる、遊技台などに不正をして玉を出す不届き者がいます。
不正客の発見はもちろん、不正防止のための監視や対策案などが求められます。
不正されても気づけないことも多いです。気づけなくても閉店後に不正の事実は発覚しますが、リアルタイムで気づけないと怒られます(笑)

ありとあらゆるトラブルへの対応

遊技台のエラー処理や、設備のトラブル対応などは、アルバイトが対応できないものは正社員が、正社員が担当できないものは役職者が担当することになります。
特に設備は、修理業者を呼べばお金がかかるため、自分たちで出来ることは全部やらないといけません。役職者のスキルやノウハウは重要です。

その他、遊技態度が悪いお客さんを出入り禁止にする権利もありますし、前述した不正客を発見した場合、自分たちで対応するか警察に連絡するかなどの状況判断、万が一店舗で火災が発生したときのための事前シミュレーションなど、ありとあらゆるトラブルへの対応や心の準備が必要です。

人事考課

部下の仕事ぶりを評価し、時給をあげたり昇進させたりする仕事です。
場合によっては「あいつより俺のほうが仕事できるのに給料が安い」などの部下の不満も出てくることがあり、正当な評価が求められます。
同様に、勤務態度が悪いから時給を下げたり、改善が見られなかったら最終的に解雇することにも繋がります。

パチンコの釘・スロットの設定値の決定

月単位の営業計画の目標を達成するために、パチンコの釘を開けたり閉めたり、スロットの設定値を上げたり下げたりする決定権をもちます。
釘を閉めたり設定を下げることは、つまりお客さんに負けてもらうよ、お客さんからお金を巻き上げるよ、ということです。
目標達成のためとは言え、あまりに激しい回収は客離れを招くことになり、責任は重大です。

前述したとおり、釘調整・設定変更の実行部隊は部下になります。

情報収集

パチンコ店の営業でも情報収集は欠かせないものです。
パチンコメーカーの営業マンをはじめ色々な業者が店長職の役職者に会いに来ます。

業者はマジ・ガセ含め他店の情報など様々な情報をもたらしてくれるため、上手い付き合いをして彼らから情報を引き出す必要があります。

導入する遊技台の選定

今やパチンコ店が堂々と告知できるイベントは新台入替くらいなものです。
機械代やチラシ代など、お金をかけて導入した新台のお客さんウケが悪かったらお金をかけた意味がありません。
多くのお店で店長職が担当している仕事です。


役職者の仕事まとめ

お店によっては、リーダーという役職があったり、副主任という役職があったり、マネージャーという呼び方だったりもしますが、どのお店の役職者も大体こんな感じだよ、ってことでパチンコ店の役職者の仕事について説明しました。

大変な業務内容と感じたでしょうか?
大変そうですよね。だって5店舗で働いた僕ですら、難しいことやってるんだなぁと思いながら書きましたからw

そして、パチンコ店員の労働時間で説明しているとおり、役職が上がれば上がるほど、労働時間は長く、休日が少なくなる傾向があります。もちろん、例外だってあります。

給料は良いけど、パチンコ店の役職者は大変なのです。

パチンコ屋の役職者の仕事の総括

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